ぺんぎんろーる

海と坂のある街

愚痴と生活の記録。歯列矯正・適応障害に悩んだ社会人時代のお話など。

退職後に最後のお給料を手渡しで受け取るためにわざわざ3時間かけて行ってきた

スポンサーリンク

退職後に最後のお給料を手渡しで受け取るためにわざわざ3時間かけて行ってきた



 

 

ようやく!!最後のお給料を受け取りに行きました!!


どういう事?って思ってくれる人もいると思います。

 

簡単に説明すると、ブラッキーな会社では給料の支払いは
決められた銀行に振り込みになっているにもかかわらず、
最後の給料に関しては手渡しだから取りに来いという頭のおかしい会社です。

 

他のブラッキー社の話については、カテゴリのブラック企業から見ることができます。

 

 

 

 

 

 

 

ブラック企業は最後だけ給料手渡しな場合が多いらしい?

私が働いていたブラッキー社では、
最後のお給料のみ手渡しだから取りに来いと言う会社でした。

 

では本来であれば法律に反していないことなのか、他にもそういう会社は多いのか。

 

色々と調べました。

 

 

労働基準法において

わざわざ最後のお給料だけ手渡しだからってとりに来させるなんて、
めっちゃブラック企業臭がプンプン……。

 

ブラック企業と言えば基本的に法律を無視しているイメージがありますよね?

 

そんなわけで労働基準法に於いてはどうなのかということを調べてみました。

 

実は給料の支払いって原則は手渡しと法律で決まっており、
労働者の同意が得られた場合銀行振り込みにしてもいいとなっています。

 

新卒の時によく分からずに強制的に口座作らされて勝手に
銀行振り込みにされましたけどね。

 

でも私は手渡しより振り込みのほうがありがたいです。

 

もちろん普段から手渡しの支給ならば、最後のお給料も手渡しが普通です。

 

普段から銀行振り込みで給料を支払っているならば、
最後のお給料も銀行振り込みが普通です。

 

つまり最後のお給料だけ手渡しというのはおかしいことで、
あえて最後だけとしているのはブラック企業だと考えた方が良いでしょう。

 

 

最後だけ手渡しなのはブラック体質な会社に多い

ネットで調べてみると、
最後のお給料だけ手渡しにしている会社はやはりブラック企業に多い様子。

 

そもそもなんでそんなことをする必要が?

 

って思ってしまいますが、ようは
やめた従業員にプレッシャーやストレスを与えるために手渡しにしているんだとか。

 

働いた分の対価を受け取る義務があるのに、
最後の最後まで嫌がらせしてくる神経意味が分からないですね。

 

そして私はというとブラッキー社の退職は人生2回目の正社員退職なので、
最後の給料だけ手渡しだと言われて
すぐに「なんかおかしくない?」と気が付きました。

 

だってこれまでアルバイトをしてきたところでも、前回の正社員退職でも、
いままで給料振り込みだったのにいきなり手渡しでなんてしませんでしたから。

 

そう考えると企業面接を受けた時に、

「御社では退職後最後の給料の支払いはどうなっていますか?」

って聞きたいですよね。

 

聞いたら確実に落とされそうな気もするけど、ブラックかどうかは判断できる。

 

 

 

退職後最後の給料を手渡しにされて困ったエピソード

手渡しにされることで困るのは嫌がらせの面だけではなく、
遠方に引っ越した場合もです。

 

まあある意味、県外へ引っ越したのに
わざわざ取りに来させようとするのも嫌がらせですが。

 

社員の都合を一切考えず、決まりだからと言って
無理に取らせようとするところがいかにもブラック企業です。

 

そんなわけでブラッキー社にいた頃のエピソードをいくつか……。

 

 

給料を取りに来た人たちの話

当時私は来客対応もしていたので、
お給料を取りに来た元従業員の方の対応をすることがありました。

 

といっても人が来て玄関に行ったら
「給料を取りに来ました!」って言われるだけですが。

 

だいたいの方は普通に取りに行くのですが、中には

 

「以前こちらでお世話になっていて、うつ病で家から
出れない息子の代わりに受け取りに来たのですがー」

 

っていう人や、

 

「俺はこの会社がもう嫌なんだ!総務部まで行きたくない!!
これ以上(玄関)中に入りたくないからここで給料渡せ!!」

 

という方もいたんです。

 

なんかやばい人たちだなって一瞬思ってしまいそうですが、
それだけブラッキー社で嫌な思いをしてきたということ。

 

会社の実情を知っているだけに、やめた従業員がおかしいのではなく
完全に会社のせいだと私は思っています。

 

ちなみにうつ病の息子の代わりにとりに来た方は、
本人じゃないとかで給料をもらえなかった気がします。

 

確かに本人以外の人が貰うのはダメかもしれませんが、
それなら給料振り込みにすればいいのに。

 

入院していようが何だろうが取りに行かせる会社なのでしょうか?

 

 

遠くへ引っ越してもわざわざ取りに来させる

私は夫の転勤で県外に行くために退職したわけですが、
近隣の県だったとはいえ電車で行くのもなかなか大変なうえに、
車でも3時間はかかる場所に引っ越しています。

 

県外に引っ越すんだから振り込みにしてくれないかなーって淡い期待をしたのですが、
以前やめた方の中に、私よりも遠いところに引っ越したのに
会社まで直接取りに来た方がいたのを思い出しました。

 

確かに彼女が引っ越した土地からブラッキー社まで
車や電車で会社に行けなくはない距離ですが、
県を2つ跨ぎますし、決して近いとは言えない距離です。

 

それに彼女は当時すでに働いていたはずなので、
休みをわざわざ使ってきたということですよね?

 

たかが給料を受け取る10分程度のために。

 

また車で行くとなると、高速・有料道路無しだったら5時間かかりますし、
高速・有料道路を使ったとしても2時間半。

 

たかが10分のために高速と有料道路でお金を使いたくないですが、
たかが10分のために5時間もかけたくありません。

 

ですが彼女はちゃんと会社に来て最後のお給料を受け取りに来たわけで。

 

いやぁ、本当にクソ過ぎる。

 

そんなわけでお給料はちゃんと受け取りに行かなければいけないと、
給料振り込みは諦めることにしました。

 

 

でも結局会社に説得すればいけたんじゃ?

ちなみに話を聞いてから何か策はないかとネットで調べたので、

 

  • 会社に銀行振り込みを同意をしてもらえるように説得
  • 手紙に口座番号を書いて「こちらに振り込んでください」ってお願いする

 

とかそういう方法があるのも見ました。

 

なのでもちろん一応聞いたんですけどね、

 

「私県外に引っ越すんですけど、取りに来ないといけなんですよね…?」

 

って。

 

そしたら「会社の規則なので」って突っぱね返されました。

 

頭固すぎか!!口座振り込みにしたら
なにか困ることでもあるのか?!

 

 

 

辞めてから取りに行こうと思ってもそんな簡単には行けない

ちなみに給料は締めた月の翌月支払いになっており、
やめた月の翌月末以降に取りに来いと言われていました。

 

ですが私の場合、夫が先に引っ越しをして家具家電なし生活を送っていたので
すぐに引っ越さなければいけませんでした。

 

その為引っ越す前にお給料を取りに行くことはできませんでした。

 

手渡しならすぐに払ってくれても良くない?って思っちゃいますが…。

 

それに、無事(では全くなかったけど)退職をして引っ越したのですが、
コロナの影響もあり1・2ヶ月経っても県外に行ける雰囲気ではありませんでした。

 

コロナで自粛しろって言われてるくせに
給料を対面で取らせに来ようとするブラッキー社ヤバイでしょ。

 

そのままずるずると時間が経ち、ようやくコロナが落ち着いてきたことや
源泉徴収票を手に入れないと年末調整や確定申告の時に困ると思い、
この間ようやく受け取りに行くことにしました。

 

 

 

給料を受け取るために頑張った記録

※ここから無駄に汚いお話をするのでちょっと注意

 

1週間前~2日前の話

私は車を運転できないので夫の都合がいい日を確認し、
1週間後に行こうという話で決まりました。

 

そしてその翌日から1週間、突然便秘になりました。

 

最近はめったに便秘にならないのに突然ですよ、めちゃくちゃうける(うけない)。

 

しかもここ最近は、便秘気味かもーって思ったら
ヨーグルト食べたりストレッチしたりすると
すぐに改善されてたのにも関わらず、全く効果なし。

 

その時はあれ?って思いましたが、頭の中は

  • 「アポイントの電話するときに知り合いが確実に出るからどうやって乗り切るか」
  • 「会社について総務部に行く際にどうしたら誰にも会わずに済むか」

でいっぱいでそれどころではありませんでした。

 

アポは取らずに来てもいいと言われていましたが、辞めてから時間も経ってるし、
社会人としてアポは取っておいたほうが良いと思うし、
何よりスムーズに終わらせてさっさと会社から逃げたい

 

なので前日にアポイントの電話をしました。

 

前日の話

んでここで考えたんですが、ブラッキー社では旧姓で働いていたため
私の今の苗字を知ってる人はいません。

 

ですが、総務部のお給料を渡してくれる方は
一応私の今の苗字を知っています(手続きの関係で伝えていたから)

 

電話に出るのは元同僚の事務たちですが、
その人たちに今の苗字で電話すればバレずに総務の担当者に電話繋いでくれる説

 

ってことでさっそく電話。

 

動悸がしてきて気持ち悪くなりましたが、
一瞬で終わるんだからと自分を励まして電話を掛けました。

 

すると、別部署ですがそれなりに会話したことのある方が出てきました。

 

ここで知り合い感を出すとばれてしまうかもしれないので
しれーっと初めて会話するかのように

「以前お世話になっていた○○と申します。■■さん(総務部の担当)をお願いしたいのですがー。」

「あ、はい、わかりましたー。えっと黒豆部だった方ですか…?」

「いえー、コーヒー部です。」

 

 

部署についての説明はこちら

pengwinol.hatenablog.com

 


ばれてない!!(そりゃそうだろ)

 

てな感じで繋げてもらえましたー!やったー!

 

肝心の総務部担当者は、今の苗字名乗っても
いまいち誰だか分かってなさそうでしたが 笑。

 

まぁ、そもそも知り合いが出たぐらいで気にするなよって思われそうですが…。

 

まじで私の存在忘れてほしいので、
精神的に辛くなった会社に電話なんて仲いい人が出たとしても嫌。

 

なのでずっと電話を躊躇してました。

 

でもすんなり電話できてよかったー!

 

当日の話

そして決戦の時(?)がやってきました……。

 

移動中に働いていたころを思い出す

そして当日になったのですが、便秘は解消されておらず……。

 

流石にお腹がパンパンで辛かったので、
移動途中のコンビニ休憩でドーナツを食べてどうにかしました。

 

(便秘の時に脂っこいものを食べるとお腹壊すタイプだけど、
オールドファッション1個だったからお腹が痛くなることなく大丈夫だった)

 

そして車を進め、ブラッキー社のある市内に入ると頃になると
身体に異変が起き始めました。

 

まず動悸がし始めました。


さらに、あと30分ぐらいで着くというころには腹痛が。

 

会社に近づくにつれて症状が出てくるのを自覚しながら、
ブラッキー社に勤めていたころを思い出した私。

 

毎朝動悸と腹痛がしており、会社の近くまで来たら
トイレに駆け込んでたなぁーなんて振り返っていたのですが、
そこでようやく1週間前から続く便秘がストレスのせいだって気が付きました。

 

ストレスが胃腸に来るタイプなんでね!!(最近あまりストレス感じてないから忘れてた)

 

会社の付近まで来たものの、
腹痛と動悸がしんどいのでコンビニでいったん休憩しました。

 

当時の出社前とほとんどおんなじ状況になったので、
ストレスって体がちゃんと覚えてるんだなーって感動しました、もはやPTSDでは。

 

20分ぐらい休憩したのち、夫に車で会社の玄関目の前まで送ってもらって
「がんばる!!!」と戦に行くかの如く意気込んでから行きました。

 

目の前まで送ってもらったのは自分が逃げないようにです。

 

いざ出陣

実は玄関が最大の難関(?)。

 

コンビニと同じ感じで玄関から人が入ってくるとチャイムが鳴り、
そのチャイムを聞いて事務が来客対応をしにやってくるようになっています。

 

つまり元同僚に出会ってしまうという事です。

 

ただ突破する方法があり、それは
猛スピードで靴を脱いでスリッパに履き替えダッシュで玄関傍の階段を上がる
という方法。

 

総務は階段を上がった2階にあります。

 

総務に用事のある来客の中には、
慣れているのか勝手にさっさと上がっていってしまう方が多く、
来客対応をする事務はこちらで対応しなくていい人なんだなという認識です。
(セキュリティーガバガバかよ)

 

つまり、さっさと上がってしまえば
「総務部に用事があった人なんだなー」って思われる!

 

なので脱ぎ履きしやすい靴を履き、
急いでスリッパを履いて階段をダッシュしたのですが……

 

そもそも誰も人が来たことに気づいてなかった。

 

玄関チャイムのスイッチを入れ忘れていたようで、
そのまま誰にも会わずに総務部まで行くことができました。

 

ようやく受け取り完了

総務部に到着し、手続きの為日付と名前を書いてほしいと言われて
書こうとした時に体がめちゃくちゃ震えてました。

 

自分が思ってるよりも緊張してたみたいです。

 

そして無事にお給料を受け取ることができました。

 

あっという間だったけど長かった……。

 

帰りも誰にも会うことなく車に乗ることができ、
これでブラッキー社に用は一切なくなりました。

 

ようやく肩の荷が下りた気がします。

 

 

無事に給料をゲットしました

万が一の為車に乗ってすぐに金額を確認したのですが、
お給料が自分の思っていた額の倍ぐらいありました。

 

締め日から退職日までの分は有給を使っており、
数日しかなかったので大した額はもらえないと分かっていたのですが、
それにプラスで旅行積立金が返ってきていました。

 

旅行に行かない会社なのに旅行積立金があったので、
勝手に何かに使われてるんじゃないかと思ってました、よかったよかった。

 

移動費のほうが高くつくかもしれないと思って行かなくてもいいやと
考えてたこともありましたが、ちゃんと取りに行って良かったです。

 

 

 

法律的な面において

調べてみると最後だけは手渡しで、という会社は意外と多いみたいですね。

 

円満退職ではない限りかなり行きづらいと思いますが、
お金は受け取るべきものなので頑張って取りに行きましょう。

 

すぐに行かなくても時効までに受け取ればオッケー

でも正直受け取りに行きたくないとは思います。

 

なので、時間をたっぷりおいてから行くのもアリだと思います。

 

周りの方は2ヶ月以内に受け取っていた中、私は半年後に受け取りに行きました。

 

労働基準法に於いて、賃金請求権の消滅時効はこれまで2年でしたが、
2020年4月1日から5年になっています。(当分の間は3年とのこと)
退職金に関しては5年です。

 

時効はありますがこの期間内に取りに行けば大丈夫なので、
気持ちが落ち着き次第取りに行くのも手だと思います。

 

でも正直、最後だけ手渡しでとかいう頭おかしい会社が
5年後に行って払ってくれる気はしませんが…。

 

事前に書面で連絡を取り、そこで払わねーよって言われたら
もう労働基準監督署に申告するしかないと思います。

 

 

news.yahoo.co.jp

これはバイトのですが、正社員でも同じだと思います。

 

 

源泉徴収票について

私の場合源泉徴収は最後のお給料と一緒に受け取りましたが、
転職時などで必要になるため郵送で早めに送ってもらったほうが良いと思います。

 

源泉徴収は退職してから1ヶ月以内に交付されなければいけないので、
もし連絡しても交付してもらえない場合は
税務署に源泉徴収票不交付の届出書を提出すれば良い
そうです。

 

 

 

最後に

てな感じで、体が拒否反応起こしたけど
どうにかブラッキー社でお給料を受け取ったお話でした!

 

最後のお給料手渡しな会社が意外に多いという事実を知ってしまったので、
今回ブログに書いておきました。

 

受け取りに行かなきゃいけない皆、
めっちゃ嫌だと思うけど働いた分のお金のためだから頑張ろうな。