前回はこちら⇒ 【11】
言葉を正確に理解できない
言葉の壁って思ってたより高い
地方出身者とももちろん⇒地方出身者ももちろん
自分が周りと違うせいだった
やったって言わなかった…?
前回も書きましたが、ブラッキーな会社では仕事を新しく教えてもらった際に1,2ヶ月ほど最終確認を先輩にしてもらいます。
ただ、新しいことを教わるにつれて仕事量が増え、それまでより作業に時間がかかるようになりました。
いつもなら10時には終わっているのに10時半になっても終わってない…となると、先輩も最終確認ができないですし、そもそも仕事忘れてる?と不安になってしまいます。
そのため、先輩が進捗状況を確認しに私に話しかけることが時々ありました。
その際
「~~~○○はしといたけん。▲▲は締め切りがもうそろそろだから先にやってー。」
という風に言われました。
「しといたけん」っということはやってくれたってことだよね?
と思い、その仕事はやらなかったのですが、しばらくしてから「○○やったー?」と言われ先輩が「やった」と言っていなかったことが分かりました。
微妙な言葉の違い
最初は「やったっていってたじゃん!」とむかむかしたのですが、同じ先輩で同じことがもう1回。
他の先輩で「これはやっておくけん」と言われたと思ったら「これやってって言ったよね?」と怒られたことが1回。
計3回似たようなことがありました。
同じ先輩だけなら先輩忘れっぽいの?と思ったのですが、違う先輩でも起きた為、ようやく私側に問題があるのではないかと気が付きました。
いろんな可能性を考えた結果、私が方言をきちんと聞き取れていない・理解できていないからではないかと思いました。
「しといたけん」は実は「しといてけん」で、「やっておくけん」は「やっといてけん」だったのかも…?(方言の使い方があってるのかわからないけど)
ちゃんと指示してくれないし、方言多い
確かに単語だったり短い文章であればきちんと理解できるのですが、文章が長くなると方言が多くなるわけで(謎の表現)、「けん」とか「じゃけ」がいっぱい出てくるのでそっちに気を取られていました。
さらに、40歳代以上になってくると方言がきつくて頭から最後まで理解できず、いったん考えてなんて言ったのかを理解することもかなり多かったです。
しかも、ブラックな会社の性質上、営業職は事務職に理解してもらえるようにほとんど指示してくれません。
熟年夫婦のように、「あれやって」と言われたら瞬時に「あれ」が何かを理解して仕事をしなければいけません。
ただでさえちゃんと指示をしてくれないのに、方言がプラスされたらさらに分からなくなり、「ちゃんと話を理解できなかったらその場ですぐ質問しなさい」といろんな方から怒られました。
いやでも、営業に「あーでこーでこういう事ですか?」って聞いて「違くてこーでこう!」って言われても、じゃけじゃろとかで意味わかんないことが多いんだもん…。
東日本から西日本に引っ越してようやくわかった
方言なんて大体わかると思ってた
ブラックな会社の前に働いていた会社はほぼ全国から人が集まっていました。
支店は関東や関西、中国などがありましたが、東京勤務でも関東地方以外の出身の人も多かったです。
そのため、ブラックな会社のある県の出身の人も大勢いましたし、話す機会もかなり多く、たまに方言を教えてもらったりしていました。
そもそも仕事をするうえで言葉が分からないという事はありませんでした。
なので、ちょっと油断してしまったんです…。
前の会社でもその県出身の人と良く話していて、方言も教えてもらっていたから、今の会社でも案外方言分かるじゃんって…入社2ヶ月までは…。
2ヶ月が過ぎたころから、多少距離がある話し方からバリバリの方言で話しかけられるようになり、戸惑うことが増えました。
標準語に寄せようとした方言
そこでようやく思い出したんですけど、地方出身の人が上京した際に方言使わないように気を付けようlって思う事って多いですよね?
私も上京した際に、大して方言を使わないけど全く使わないわけではないので方言が出ないように気を付けていました。
つまり、前職でブラックな会社のある県出身の人が話していた言葉は方言が混じっていたけどバリバリの方言ではなかったという事。
しかも、ブラックな会社は9割以上地元出身者で、他県の人と仕事することは少ないため標準語で話す必要はほぼ無し。
そのことに気が付き、自分の出身地方とは全く違う土地で働くことによる大変なことは言葉の壁もあるという事を知りました。
言葉の壁のせいで評価が悪くなった
外国に行って言葉の壁にぶつかるってこんな感じですかね????(違う)
自分が受け取った言葉と相手が伝えたかったことが違うことがあると分かり、その後は最後に「こういうことでいいですか?」と確認するようになりました。
そのおかげで誤認したまま作業を進めるという事は減りました。
それでも理解できないことは多かったですが…。
会社の人からは、「きちんと内容を理解しないで仕事をしている人」という評価をされていたと思いますが、実際は標準語じゃなかったからわからなかったんです!!!
「説明するとき標準語でしゃべってください」なんて言えないし。
そういう評価をされて、頑張って理解しようとしても、言ったこと理解してないといつも怒られて地味に辛かったです……。
そのせいで少しずつ適応障害が悪化していきました。
ブラックな会社のような完全地元企業じゃなかったら、このようなことは起きなかったかもしれません。
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