『本を読むように人を読む』は期待すると失敗する?合う人・合わない人を正直に書く

この記事では、
- 『本を読むように人を読む 心理解読大全』を読んで感じた正直な違和感
- 「人を見抜く本」だと思って読むと期待外れになる理由
- それでもどんな人には意味がある本なのか
を、感情も含めて正直にまとめています。
- この本を手に取った理由と、正直な第一印象
- 期待と違った点|シャーロック・ホームズにはなれない
- それでも「読んでよかった」と思ったポイント
- 嘘を見抜く話は、思っていたより現実的
- 買わなくていい人
- 買ったほうがいい人
- まとめ|人を読む本だと思ったら、自己理解の本だった
この本を手に取った理由と、正直な第一印象
図書館で目に留まったので借りてきました。
『本を読むように人を読む 心理解読大全』
タイトルが強いですよね。
「これを読めば相手の考えていることが分かるようになる」
「シャーロック・ホームズみたいになれる」
正直、そんな期待をしていました。
人の考えていることが分かると思っていた
でも、読み終えて最初に浮かんだ感想は
「あれ、思ってたのと違うな……」でした。
この本を読んだからといって、
人を“本のように”スラスラ読み解けるようになるかと言われると、
私はそうは感じませんでした。
心理学に少し触れている人ほど物足りないかも
私自身、心理学に少し興味があるからか、
内容の多くが「SNSでもよく見る話だな」という印象でした。
改めて言われなくても分かるかな、
と思う部分も正直多かったです。
期待と違った点|シャーロック・ホームズにはなれない
この本は、
読めば一気を人が見抜けるようになる本ではありません。
この本は“魔法の心理テク本”ではない
行動を見ただけで
「この人はこう考えている」と断定できるような内容ではなく、
どちらかというと
人間の傾向を知るための辞書に近いです。
知識が増える=人を読める、ではない
知識として「知る」ことと、
実際の人間関係で使えることは別。
ここを期待しすぎると、
「思ってたのと違う」と感じる人は多いと思います。
即効性を求める人には向かない
この本に書かれているのは、
「相手を観察することが大事」ということ。
普段の行動と何が違うのかを見極める必要があります。
なので、今日から使える心理テク!
というタイプの本ではありません。
それにシンプルに覚えることも多い。
短期間で人間関係を変えたい人には、
正直向いていないです。
それでも「読んでよかった」と思ったポイント
ただ、
つまらなかった、で終わる本ではありませんでした。
人を分析する前に、まず自己理解が必要という視点
誰かを分析しようとする前に、まずは最低限の自己理解が必要になる
「はじめに」に書かれていたこの一文は、かなり印象に残りました。
自分の思い込みに気づかないまま人を見れば、
相手のことも歪んで見てしまう。
相手を分析する前に
自分をニュートラルな状態にさせなければいけないと。
浮気を疑う人の例なども、
投影の話としてよく聞くけれど、
改めて言語化されると納得感があります。
ホームズが冷静沈着で、
かつ自分の欠点を理解しているのはこういうことか……。
心理的苦痛で、人は子ども時代に退行する
極度の心理的苦痛に直面すると、ものごとがシンプル(子ども時代)だった時代へ退行する
「子どもっぽい」振る舞いをすることで、恐怖や不安に対処しようとするのだ
この部分を読んで、会社の人の顔か浮かびました。
嫌なことがあるとすぐ感情的になったり、
共感を求めたりする。
そんな行動を傍から見て「幼いなぁ」と思っていたんです。
でもこれからは、
「幼い」で切り捨てるより
「怖かったんだね」という見方もできるのかもしれない。
そう思えただけでも、
人を見る目が少し変わった気がします。
ボディランゲージは、自分にも当てはまる
額を触る、首をさする、髪の毛をいじる、手を揉むというのは、すべて、ストレスを和らげるための行動だ。
……全部やってるなぁ。
緊張すると手が冷たくなって震えるし、
上司と話すときは首を触りがち。
人を見るために読んだはずなのに、
気づけば一番観察していたのは自分自身でした。
嘘を見抜く話は、思っていたより現実的
嘘を見抜くのは、個々の静的な観察結果によってのみ成り立つのではない。会話術としてとらえ直す必要がある。
自由回答形式の質問を投げかけて、相手に喋る時間を与えよう。事実関係や話の流れに矛盾が見つかって、嘘を暴ける場合が多い。
コナンくんが
「あれれ〜?」と言いながら追い詰める場面を思い出しました。
私は直感で「嘘っぽい」と感じるタイプなので、
こういう聞き方はあまり得意ではありません。
ちょっと名探偵コナンを見て勉強した方がいいのかもしれません。
買わなくていい人
- 人を一瞬で見抜ける心理テクを期待している
- 読んだらすぐ人間関係が楽になると思っている
- エンタメ感覚でスカッとした答えが欲しい
正直、こういう期待をしているなら
この本は合いません。
買ったほうがいい人
- 人を理解したいのに、うまくいかないことが多い
- 相手にイライラしたあと、あとで自己嫌悪になりがち
- まず自分の感情や癖を知りたい
このタイプの人には、
派手さはないけれどじわっと効く一冊だと思います。
まとめ|人を読む本だと思ったら、自己理解の本だった
私は普段、感情を表に出さないタイプです。
幼少期も比較的大人っぽい性格でした。
だから
「極度の心理的苦痛に直面したとき、自分はどうなっていたんだろう?」
とすぐには思い出せませんでした。
でも、よく思い出すと
家庭の問題で追い詰められていた時期、
私は完全に感情が退行していました。
大声で叫んで、
モノに当たって、
自分でも制御できなくて、怖かった。
この本を読んで、
当時の私は極度の心理的苦痛に直面してたんだな
って気がつけました。
辛い辛いって思ってたけど、
私が大人になってから一番と言っていいぐらい
辛い想いをしていたんだなって。
相手を理解するために読んだ本でしたが、
結果的には自己理解を深めることにつながっていました。
期待しすぎなければ、
ちゃんと意味のある一冊です。
ここまで読んで、
- 人を一瞬で見抜けるようになりたい
- 心理テクで相手をコントロールしたい
そう思っているなら、
正直この本はおすすめしません。
でも、
- 採用面接をすることがある
- 管理職
という人には、
一度読んでみる価値はあると思います。
即効性はありません。
それでも、
人を見る視点が少しだけ変わる。
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